第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選
佐々木慎 六段 vs. 宮田敦史 六段
宮田六段は天才の印象です。いずれも六段、お互いに負けたくない相手なのではないかと予想しました。
勝負の分かれ目は、一瞬だったと思いました。
下図。ここからの三手は、なかなか当たらないでしょう。（プロレベル）
正解は、▲３七銀△３四飛車▲４六歩！
後手が３筋を狙っているのに、そこから反発しています。
暴発か！？なんて思ったりしました。
以下、△３六歩▲２六銀△４六銀と進んで下図。
先手の次の一手は（３段）。
正解は▲４八飛車。
恐るべきことに、もうこの銀取りが受かりません。
△１三角には、▲３五歩
銀がよければ、飛車がなられます。
△４四飛車には▲５四歩（この歩突きの感触は抜群ですね）
以下は、勝負どころなく先手が勝ちました。
一連の先手の動きは絶品で、もし自分がこんな勝ち方をしたら、夜は眠れそうにありません。
