第76期順位戦Ｂ級１組６回戦
共に角換わりの名手ですね。
まずは下図を見てください。まるで糸谷八段のような手ですが、指したのは、後手の丸山九段です。
浮いている金を含みに、ということなのでしょう。
さて、下図で次の一手は（６段以上）？
正解は△３一玉。
この忙しい時に、一回引くんですね。
続いて下図。先手の７六の角が絶好で、先手の模様がよさそうです。
さて、後手の手は？
正解は△８六飛車！
まさに非常手段。
もっとも、既に丸山九段は勝てないことをわかっていたのかもしれません。
でも、アマチュアとしては、こんな手を受けたら、間違えてしまいそうです・・・
投了図
丸山九段の良さが出なかったように思いました。もしかすると、糸谷八段が巧みにそのような展開にもって行ったのかもしれませんが・・・
