観戦せざる観戦記

プロの将棋をもとに考えたもの

広瀬章人 八段 vs. 橋本崇載 八段 第30期竜王戦2組昇級者決定戦

 第30期竜王戦2組昇級者決定戦

広瀬章人 八段 vs. 橋本崇載 八段

広瀬八段の攻め対橋本八段の厚い受け、という構図が予想されました。

 

まずは下図。先手のここからの3手は(五段以上)?

f:id:shirokuma86:20171112231121g:plain

 

正解は▲3三角成△同銀▲同飛車成!

自玉も危ないのですが、先手は一気に踏み込みました。

 

さて、後手玉に迫ろうとする先手の次の一手は?(初段)

f:id:shirokuma86:20171112231253g:plain

 

正解は▲8三歩。

とりあえず飛車を吊り上げれば、後手玉は寄ってもおかしくありません。

後手も取らずに△9二飛車と逃げました。

 

さて、下図。後手はここから3手、どう指したと思います?

f:id:shirokuma86:20171112231426g:plain

 

正解は、△8八歩▲同金△8六歩。

なんと、金を一回引かせて、それから8六に歩をたらしました。

こういうすこし緩そうな手を指すしかないところに、後手の苦しそうな様子が感じられます。

 

以下先手が一気に攻めて下図。

次の一手は?(3段)

f:id:shirokuma86:20171112231650g:plain

正解は、△7四馬。

これで歩を補充しておいて、どうも後手がさす手がないようです。

駒を渡さずに先手玉に迫ることができず、一方、後手玉は受けようがありません。

 

どこで形成に差がついたのかよくわかりませんが、とにかく、広瀬九段が見事な攻めを見せたということだと思います。