魂の七番勝負～若手VSトップ棋士八代 弥 六段 vs. 森内俊之 九段
ちょっと前に森内九段がフリークラスの転出されたのは本当に驚きました。
これからも、是非、強い森内九段の将棋を見たいと思っています。そういう期待を込めて、この将棋を鑑賞しました。
まず下図。後手が角を打ったところ。
どういう狙いなのかちょっとわかりませんが、先手の王がぼんやりと狙われている感じがします。さて、先手はどう対応したでしょうか。（５段以上）
正解は、▲７四歩。
あえて何もしないで、と金づくりをみせて焦らせました。
なかなか指せない手ですね。
続いて下図。先手はどのように攻めたでしょうか。３手、読んでみてください。（４段以上）
正解は▲２四歩△同銀▲４四歩。
４四をつき捨てて、▲４三歩とたらすまえに、一回銀を上げておいて、後手玉を狭くしました。
こういうところをきちんと指さないと、よく負けるんですよね・・・
以下八代六段が勝ち切りました。
八代六段の強さ以上に、（もちろん失礼は十分承知しているのですが）森内九段の攻めが淡泊に見えました。どうか頑張ってほしいと、ファンとして思います。
