第76期順位戦Ａ級６回戦
好カードですね。ただ、豊島八段がよく勝っているイメージがあります。
まずは下図。問題ではありません。
この局面を見ると、何となく先手が攻めの体勢を作り、後手が遅れているように見えます。（もちろん、実際は分かりませんが）
こういう局面を見ると、よくわからないながら、うまいなあと思います。
さて、下図は後手が歩をつき捨てたところ。次の手は（５段以上）？
正解は△９四桂！（下図）
ここを狙うんですね。
先手陣の左の方もつついてみたいところですが、それらはあえて触りません。
対する先手は？（プロレベル）
正解は▲８三銀！！
この桂を取ろうというのです。
そんなに大事なのか！？
こんな手を指されると、「どんだけ強いんだ！」って思わせられますね。
下図。後手の次の一手は？（プロレベル）
正解は△７七銀！
ただみたいなところですが、これを金か銀でとれば、おそらく寄せられてしまうのでしょう。
そのため、これに対する先手の手は▲８六飛車成！！
力ずくで、一手稼ぎに行きました。興奮します。
以降も、速度計算の難しそうな終盤が続きましたが、最後は先手が余しました。
（もっと載せたいのですが、ピンポイントまでということで。いずれは手順も載せたいのですが、ちょっと大変なので今のところはこんな感じです。
投了図
豊島八段、強いですね・・・
ネットのコメントでは「終盤力ありすぎ」と書かれている方がいました。
私も同感です。
